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絵本~本の読み聞かせ~

絵本も知育アイテムのひとつです。

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もちろん、幼児期のこどもにとって自分ひとりで本を読むことは
非常に困難です。(個人差はあると思いますが。)
そんなときに絵本とこどもをつなぐ方法が、「読み聞かせ」です。
読み聞かせとは、読んで字のごとくこどもに絵本を読んで聞かせる
ことです。

読み聞かせに決められたルールはありませんが、なるべく子どもとの
スキンシップを心がけるといいと思います。

ではなぜ、体もあまり動かさないような絵本の読み聞かせが知育に
なるのでしょうか。

読み聞かせのメリットはいくつかあります。
・子どもははじめ「絵」を認識し、読み聞かせを何回も 受けるうちに、 絵といっしょに書いてある文章を理解できるようになり、言葉を得る。

・たくさんの絵本に触れ、その経験の積み重ねによって 考える力が養われる。考える力が身につくと、言葉から映像をイメージ できるようになり、豊かな想像力を持てるようになる。

・子どもは知識や教養を得る前に、豊かな心を身につける。 読み聞かせで、絵本のストーリーに触れたり、読み手とのスキンシップなど繰り返すことで、 人の気持ちを考えたり人にやさしくしようとする思いやりの気持ちを持つようになる。

・本を読んでくれた人とのスキンシップによって、落ち着いた心をもつよう になり、 心の充実感を知るとともに困難を乗り切る勇気も芽生える。


読み聞かせをすることで、本を読むことが好きな性格の人間になるかといえば
決してそうではないと思います。しかし、上記のようなたくさんのメリットを
考えると、読み聞かせの重要性が良くわかります。

また、テレビで物語を見せたり、教育もののDVDなどもあります。それらの
映像・音声は一度再生を押せば流しっぱなしにできるし、子ども一人もしくは
子どもたちだけに見せておくこともできて一見とても便利に見えます。しかし、
やはり映像・音声は観る側が何も考えなくても勝手に体に入ってきますが、その分
体から出て行くのも早いといわれています。また、大人と子どものふれあいも
そこそこになってしまうかもしれません。

今やあらゆる情報をすぐに検索できる時代ですが、「書」を読むことは情報を 獲得することに加えて人間の発達において大切な「豊かな心」を育む重要な 役割もあるということを肝に銘じておくべきだと思います。

今日の言葉
韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
本.JPG「史記孔子世家の、孔子が(えき)を熟読し、韋編が三度も切れたという
故事から、繰り返し熱心に書を読むことのたとえ。
韋編三絶(いへんさんぜつ)。
韋編とは、本を綴じた(とじた)革ひものことです。

塗り絵・ぬりえ・塗絵

塗り絵は、誰しもが一度は経験したことのあるアイテムでしょう。
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塗り絵には、脳を活性化する効果があります。
とある実験では、

・後頭葉(物事の分析、観察・推理等を行う場所)
・側頭葉(言語、記憶、聴覚に関わっている)
・前頭葉の前頭前野(空間感覚と指示の決定を担う)
・そのほか頭頂葉、前頭葉の運動野など


脳全体が活性化されたという結果が出ています。
脳はどんどん使いたいものです。

塗り絵のほとんどは色や塗り方が特に決められていません。
したがって、それぞれの人の感性や創造力に働きかけることに
なるのだと思います。
手が止まったり、色がわからないようなときは、実際に実物を見てみたり
触ったりして、「観察」をしたりするのもいいかもれません。

知育アイテム体験2~お箸で積み上げゲーム~

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先日のことです。

某100円ショップで知育玩具を見つけました。

対象年齢は4歳以上と書いてあります。
パッケージの裏には一見ジェンガのようなイラストがありますが、
よく見ると「箸」を使って遊ぶといった内容の説明書きがあるではありませんか!

この点に惹かれて購入し、友人らと試してみることにしました。
(ちょうどの友人との集まりに便乗して・・)

会合もそこそこに、早速遊んでみました。




具体的には・・
・箸もスティックも硬いプラスチック製(同じ材質)
・スティックには等間隔で段差が付いている
・付属の箸先には段差が無い、先にいくにつれて細くなっているような
 一般的なもの
以上のような特徴を持ちます。

ルールは簡単です。箸でスティックをつまんで、それを井桁型に積み上げていきます。
途中で崩れるとゲームオーバー。崩した人の負けとなります。
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いざ、箸を手に取り始めようとすると、まず自分の箸の持ち方が非常に気になり
友人と比較してみたり、持ち替えてみたりするのです。
(普段の食事のときは箸の持ち方なんて気にしないのに!)


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・・・・
ゲームが進むにつれ、積み上げたスティックを逆に箸で解体したり、違う形に組み上げて
みたり、独自のルールがどんどん生まれてきました!
(しかも、とても対象年齢が4歳以上とは思えないほどの盛り上がり!!)
使う道具と最初のルール設定が非常にシンプルだからでしょうか。好きな発想でどんどん
遊びが面白くなります。



そして、これはゲームでスティックを崩してしまうと「負け」というルールなのですが、その
プレッシャーの中、皆でひとつの目標(スティックを最後まで積み上げるという)に向かって
いくこのゲームは、それに向けて皆が祈るような連帯感が生まれます。。

この玩具は、豆つかみのように掴んで終わりというわけではなく、スティックを掴んだあと
慎重に(崩さないように)積み上げていかないといけないという、箸を使うときの一連の
動きが全て、ゲームと連動しています。だから、箸使いが上手になりそうな玩具でした。

「お箸の国」といわれている日本ですが、最近では箸を正しく使えない人がとても多くなっているようです。
箸を使うということは、手を複雑に動かすことにつながり、脳の発達に大きな影響を与えることがわかっています。
そして幼少の頃に箸使いを学ぶことは、脳と手の発達、さらにしつけという面でも大変重要な要素となります。
楽しくお箸に興味を持つことは、お子さんの健やかな成長にもつながります。
日本人にとっては「第2の手」とも言われる箸ですが、長年の生活でついた癖を自分で治すのは困難だといわれています。
こういった箸づかいの玩具などは、一緒にいる方が正しい箸づかいができる
ということもひとつのおきなポイントだと感じました。

知育アイテム体験1~木製の立体パズル~

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立体パズルを実際に体験しました。
今回のアイテムは、木製のものです。
ばらばらになっているパーツを組み込んでひとつの
形が出来上がります。

積み木やレゴブロックのように自分の思うままにパーツを組み替えることが
できません。したがって、一見積み木などと似たように感じる方もいらっしゃると
思いますが、全く違う感覚で遊びました。

頭と指先を使うので、想像力や構成力を養う知育玩具といえます。
作業を通じて、基礎能力(集中力・持続力・注意力・空間把握能力)や 運動能力(指先の調整能力)が養われるということです。

今回体験したアイテムはどちらかといえば幼児期のお子さんが
遊ぶには少し難解かもしれませんが、そういった決めつけもあまり
良くないと思うのでいろいろ試してみるのもいいかもしれませんね!

「木製立体パズル」の「いい」と思ったところ
・木製なので肌触りがいい
・試行錯誤しながら組み立てることで頭を使ので夢中になる
・指先の動きと頭の運動が連動して脳が活発になる
・パズルがだんだん形になっていくのが楽しい
・パズルが完成したときの達成感

「木製立体パズル」の、「ここはどうだろう」と思ったところ
・幼児期や児童期の初め頃までは難解なものもある
・パーツをひとつでも無くしてしまうと、完成できない(積み木やレゴブロックとは違って)
・夢中になってひとりの世界に入り込んでしまう

といった印象です。

レゴブロック

レゴ エデュケーション
レゴ社は、1980年に“遊びながら学ぶ”ことをコンセプトにした教育事業部、レゴ エデュケーションを発足しました。

レゴ エデュケーションは、子どもたちの教育に何が必要かを常に最大の関心事とし、マサチューセッツ工科大学をはじめ世界の教育機関と協力して、魅力的なレゴ教材やカリキュラムを開発しています。そうしたツールを最大限に活かす教室が「レゴ エデュケーション センター」です。

シーモア・パパート名誉教授
「子どもが何かを夢中で作り上げるとき、その過程で学んだことは誰かに言われたどんな教えよりも深くしみこむ」と、レゴ教材の開発に深く関わるシーモア・パパート名誉教授(マサチューセッツ工科大学)は述べています。「レゴ エデュケーション センター」は、「作ることで学ぶ」をコンセプトに、レゴ ブロックで子どもの豊かな思考力を伸ばし、様々な問題に立ち向かえる問題解決力を育てます。

そして子どもたちがレゴ ブロックを使って、秀でた能力や、豊かな知識を身につけられるよう促します。そうやって手に入れた独創的思考が次の大きなステップへ、導いてくれるのです。


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将来のために、いま築く力
Building now the skills for the future
■オリジナリティのある考え方
■コミュニケーション能力、協調性の向上
■新しい知識を吸収する力を高める

自然に学ぶ
Learning - as natural as breathing
■好奇心
■探究心


オープン・エンド
レゴブロックでは、大小や形の様々なブロックを“組み込み”することで、積み木とはまた違った立体構造物を作ることができるようになりました。ブロックのひとつの面に付いた複数の凸部分とその反対側の面に作られた凹部分で自由な組み込みや組み換えができます。

オープンエンドとは,簡潔に言えば,考えることを閉ざさない,という意味です。

「後で変更可能な。自由形式の」というのが原義らしいのですが,教育界では一般には,「明確な結論を出さない」「各自の判断に任せる」というような意味で用いられています。そこによは,多様な考えを生産させ, 子どもの個々の主体性を尊重するのだという主張があります。




積み木~その2~

積み木を積んだり崩したり投げたりすることから段階的に、
高く積んだり、より多くの積み木を使って積み重ねたりすることを経て、
身近なものをイメージして組み立てたり、いろいろな材料として使うなど、
ひとつの同じ玩具で年齢に合わせた遊び(知育)が無限にできます。

なんてすばらしい、洗練された玩具でしょう!!!!!!

思い返せば私も、(家には積み木が無かったので、小学校に入学してから)
よく積み木で遊んでいました。
当時は積み木の意味や効果などは考えもせずに友人たちと楽しくあれこれ
組み立てていましたが、とにかく楽しかったのを覚えています。
小さいうちは積み木で遊ぶのに意味なんて考えてたら創造力や思考力は
ついてこないかもしれませんね!

そして、積み木で遊ぶ作業と合わせて大事なことは一緒にいる(遊ぶ)人との
コミュニケーションだと思います。

私のように友人や先生とでも、幼児期などは保護者の方や周囲の方が
一緒に遊ぶことの大切さ・・・・

たとえば、積み木を高く積むと、こどもは嬉しそうにそれを倒しにやって来たりします。
まさにそれこそがやり取りであって、その時間を楽しめる事こそ、「次に何が
あるのだろう。」というような気持ち(興味・関心)につながっていくと考えます。
コミュニケーションがあれば楽しい思い出もいっぱいになります!

ちなみに私の母校は現在合併されて廃校になってしまいましたが、小学生のときに
私が使っていた積み木が新しい小学校でいまだにそのまま使われています。
(教材で使えそうなものは旧校舎から新校舎に移したようです・・。)
のこぎりで切ったり、燃やしたりさえしなければすごく長持ちもして、
エコロジーにもつながります!!

積み木って、本当にいいものですね。

積み木~その1~

積み木は知育アイテムの中でも代表的なものです。
保育の中で現代も用いられているこの玩具の歴史は古く、日本では1876年(明治9年)に
初めて登場します(東京女子師範学校の付属幼稚園が開設されたとき)。

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木製の立方体や直方体、円柱や円錐・球体など立体的で大小様々な
ブロックを使い、立体的な構造や組み換えなどを自由に行います。
これによりなんと、構成の能力を育て
豊かな創造性思考力を伸ばすことができます!!

知育とは・・

知育.jpg現代の日本教育の大きな体系として、知的教育(知育)、
道徳教育(道徳)、体育教育(体育)と、大きく3つに
分類されます。

・知育は知能を育てる
・道徳は心を育てる
・体育は体を育てる

それぞれが独立しているわけではなく、相互に関係し合う
横のつながりがあり、教育や人間の発達にとっては大きなポイントだと
思います。


それでは、知能教育の「知能」とは一体なんだろう?
と、知育アイテムや教材を研究する前に知っておくべきこと
もたくさんありますね。。

「知能」とは、「知的能力」のこと。
~知的能力~
知的能力の定義は様々です。
解釈のひとつとして、問題解決のための判断能力であり、数々の経験から
推理判断するための情報処理能力とあります。
 
様々な経験から学んだことや知識を状況に応じて的確に応用するための
能力ともいえるでしょうか。
つまり、勉強をたくさんしているからといって「知能が高い」とか、
「あの人は知的だ」とはならないと考えます。

知的能力は人生を生き抜いていくには非常に大切な能力ですね。そして、
この能力は大人になってからもそうですが、断然、発達過程にある幼児期
や児童期に身につけ磨いていく必要があります。
この時期はひとりひとりが発達し人格形成されていく非常に重要な時期です。

~知的能力-五感-~
知的能力を伸ばすにはまず幼児期、児童期に五感を磨くことが大切です。
たとえば、絵本(本)を読んでたくさんのお話をしてあげたり、
音楽にあわせて体全体で踊ったり歌ったり、投げたり走ったり、粘土や積み木で
いろいろな形を表現したり、外に出てお天気を感じたり、日常の何気ない動作に
とても大きな意味があるように感じられます。
そしてもうひとつ大きな意味となるのが、これらの動作の中に生まれる
「親子の会話」
などの周囲の大人との会話です。

こどもとの会話のやり取りによって、物事に対する自発的な好奇心や興味
関心が生まれれば本当に楽しい時間になることだろうと思います。


2009-04-28

はじめまして。

現在は会社員として働いていますが、目標である小学校の
教員として働くまでのひとつの勉強として始めることにしました。


「知育アイテム」は必ずしも小学生が対象であるということは
ありませんが、それについて知っておくといろんな場面で役に立つ
時があるだろうと、自分の「勉強ノート」として使っていこうと思います。



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